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■ 前面窓・ワイパー

 窓枠はオリジナルのまま残っている車両は少なく、ほぼ全ての編成がJR西日本により改造されています。
 ここでは、その多種多様な窓を解説していきます。

. <元形Hゴム 黒 低運転台>

モリ区では消滅、ナラ区ではクモハ103-2505、クモハ103-2507の2両だけ残っている、希少価値のあるタイプです。
4両編成にしか残っていなく、奈良線運用に主に就き、環状線にやってくるのは朝夕のラッシュ8両編成のみになります。

ワイパーは1本です。
 
. <元形Hゴム 黒 高運転台>

モリ区、ナラ区共に消滅したタイプです。
両区の高運転台車は全て体質改善改造または簡易体質改善改造を施行されました。

ワイパーは2本です。
 
. <ステンレス枠取付 低運転台>

現在、低運転台で一番多く在籍しているタイプです。
モリ区の低運非体質改善車はこのタイプしか存在していません。
一方ナラ区の低運車には、他に元形Hゴムと鉄仮面初期タイプが存在しますが、両者とも希少なので、こちらでもこのタイプは多く見られます。

モリ区のクハ103-169、クハ103-257では、枠回りに、黒いパテのようなものがはみ出している現象が見られます。(下部参照)

ワイパーは1本です。
 
. <ステンレス枠取付 初期タイプ 低運転台>

モリ区には存在せず、ナラ区にもクハ103-51/クハ103-52の1編成しか居ない希少タイプです。
上記ステンレス枠に似ていますが、下の枠が少し太くなっています。
量産タイプとは違い、ワイパー付け根のあたりに元のHゴムが見えています。

ワイパーは1本です。
 
. <体質改善車 低運転台>

モリ区では過去に存在しましたがヒネ区に転属、現在はUSJ塗装の6連のみに見られます。
ナラ区では4連の2両のみが存在し、こちらも環状線にやってくるのは朝夕のラッシュ8両編成のみになります。
一枚窓になったこともあり、これまでの103系の理想像を大きく覆しました。

ワイパーは増設されて2本です。
 
. <体質改善車 高運転台>

モリ区、ナラ区ともに存在します。
数の多さからか、体質改善車といえば、低運車よりこちらを思い浮かべる方が多いです。

ワイパーは2本です。
 
. <簡易体質改善車 低運転台>

モリ区には2両存在、ナラ区には存在しないタイプです。
側面は通常のユニット窓車なのに、前面は1枚窓という、少し違和感のある車両です。

ワイパーは1本です。
 
. <簡易体質改善車 高運転台>

モリ区には存在せず、ナラ区に数両存在しています。
こちらも低運車と同様です。
ヒネ区の高運車ではこのタイプが大半を占めており、高運の体質改善車は1編成しか存在しません。

ワイパーは2本です。


前面枠の周囲に黒いものがはみ出しているTc169   2006/7/16 今宮


 

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